こんにちは。山梨・甲府ブロガーのしゃけ(@xiake_tktk)です。
2019年5月1日より新元号「令和(れいわ)」が施行され、新しい時代の幕が開けました。この新元号「令和」の由来は、万葉集の梅花の歌が出典となっています。
山梨県山梨市の万力公園(まんりきこうえん)の中にある「万葉の森」では、万葉集の歌碑が設置されており、梅花の歌に関する歌碑(かひ)を観ることができます。
また、園内には無料の動物園やバラエティ豊かな遊具、バーベキューができる場所が完備。夏は水遊びができるので、小さなお子さんから大人の方まで楽しめます。

この記事では、万力公園のアクセスや駐車場、園内の様子・見どころをはじめ、「令和」のもとになった歌碑のある場所などをブログ形式でお伝えします。
万力公園ってどんなところ?
JR山梨市駅から徒歩5分、笛吹川沿いに広がる「万力公園(まんりきこうえん)」は、山梨県山梨市万力の総合公園です。敷地面積は約14ha。
「日本の歴史公園100選」で、山梨県から唯一選出されています。
甲斐国・武田信玄公の時代に、地域住民を水害から守る防水林として赤松が植えられたことが万力公園のはじまり。
万力公園の名前の由来は「万人の力を合わせ強固な堤を造り、守っていく」という願いを込めてつけられたそうです。
自然豊かな園内には約100種類以上の植物が自生しており、初夏にはホタル鑑賞ができます。
約40種類のかわいい動物たちに会えるどうぶつ広場はなんと無料。貸しボートや釣り、ローラースケートや水遊びなどのアクティビティが楽しめます。
万力公園の場所・駐車場
万力公園の基本情報
スマートフォンは左右にスクロールしてください
所在地 | 〒405-0031 山梨県山梨市万力1828 |
電話番号 | 0553-23-1560(万力公園管理事務所) |
公式サイト | https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/ |
駐車場 | 無料(普通車247台・大型バス38台) |
アクセス | 電車:JR中央線 山梨市駅より徒歩5分 |
車:中央自動車道 勝沼IC、一宮御坂ICより20分 | |
ペット | 可能(動物園内は不可) |
万力公園の駐車場
万力公園の駐車場は無料。駐車スペースは下記の通りです。

出典:山梨市
休日の午後12時ごろに行った際は、管理事務所側の駐車場は混雑していて、停められるまで20分ほど待ちました。
ちどり湖の駐車場は比較的空いていたので、早く停めたい場合はこちらを利用するのもアリかもしれません。
▼万力公園管理事務所側の駐車場の様子
新元号「令和」で話題となった万力公園
2019年4月1日に新元号「令和」が発表され、出典となった万葉集・梅花の歌の歌碑がある万力公園・万葉の森が一躍話題となりました。
「令和」の施行によって、奈良時代に編纂された万葉集と、平成の時代に整備された万葉の森が山梨で結びつく縁。
これを記念して、案内板が設置されています。
案内板は、食事処みはらし側の駐車場からすぐの場所にあります。
パネルの前で記念撮影しているひとがチラホラいました☺️
改元の記念に、ぜひ観に行ってみてくださいね。
「令和」の出典になった、梅花の歌の歌碑はどこにあるの?
「令和」のもととなった、万葉集・梅花の歌の歌碑は、万葉の森のなかにあります。
場所は、以下の通りです。
「春のみち」の中間に位置する、国道140号線の万葉の森の石碑からほど近い場所ですね。
では、さっそく行ってみましょう!
まずは、国道140号線から石碑を目印にして万葉の森へ入ります。
ブロックを左に曲がって、てくてく歩きます🐾
こちらが、万力公園・万葉の森にある「うめ」の歌碑です。
「令和」は、梅花の連作三十二首の序文が由来ですが、歌碑に記されているのはこの序文の作者といわれている大伴旅人(おおともたびと)の短歌です。
「わが国に 梅の花散る ひさかたの 天より雪の 流れくるかも」
(大意:わが家の庭園に梅の花が散っている。いや、これは大空から雪が流れてくるのだろうか。)
「梅の花が散る様子を、空から雪が降りてくるようだ」と詠んでいる句です。
さまざまな名句が生み出された現代では「散る花びらを雪にたとえるなんてありがちだな〜😅」と思ってしまいそうですが、万葉集が編纂されたのは7世紀から8世紀の奈良時代末期。
当時の梅の花は、中国から遣唐使によってもたらされたばかりで(※諸説あり)大変珍しいものだったそうです。
常套句になる前の、散る花びらの美しさを想う原型となった歌ですね。(桜は宋の時代なので、100年以上後だといわれています。)
以上のことを考えると、大伴旅人のこの句は前衛的でありながらもゆったりとしていて、とてもロマンチックだな〜と思いました☺️
アライグマ・カピバラに会える!万力公園の動物園は入園無料!
個性あふれる動物は約40種類!万力公園の一番人気はアライグマ
万力公園では、さまざまな動物に会うことができます。
公園に入ってすぐの場所にいる、チリフラミンゴ。

シカはまったり日なたぼっこ中です。ぜひ動画でどうぞ😆
https://twitter.com/xiake_tktk/status/1125288061758099458
動物広場へのゲートをくぐったら頭上に注目。シマリスが走っています。
https://twitter.com/xiake_tktk/status/1125286799603945472
もふもふなカピバラさんはお昼寝中。夏はプール、冬季(11月〜3月)の土日祝は、温泉に入る姿が観られます。
お食事中のアライグマ。可愛らしい姿の人気者の前には人だかりができていました。
アルゼンチン固有種、テンジクネズミ科のマーラ。ウサギやカンガルーのような見た目です。
小屋の中には、モルモットやウサギ、カメがいました。

万力公園ふれあい動物広場の営業時間・休園日
開園時間 | [4月-10月] 10:00-17:00(最終入園16:30) |
[11月-3月] 10:00-16:30(最終入園16:15) | |
休園日 | 月曜(祝日の場合は翌日休園) |
入園料 | 無料 |
公式サイト | http://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/fureai.html |
万力公園ふれあい動物広場の注意事項
- 動物への接触不可
- 犬や猫、その他ペット同伴での入場不可
- 飲酒後の入場、喫煙不可
万力公園でBBQ・バーベキューを楽しもう
万力公園の「ピクニック広場」「憩いの広場」「平和の広場」では、バーベキューが楽しめます。

ピクニック広場でBBQ
万力公園広場でBBQするには?
- 利用申請書:要事前提出
- 利用料の納付:下記参照
- 利用時間:朝10時から午後3時まで
万力公園広場の料金表
場所 | 利用料金 |
ピクニック広場 | 1,000円 |
憩いの広場 | 500円 |
平和の広場 | 無料 |
▼詳しい情報は、山梨市の公式サイトをご参照ください。
遊具がいっぱい!子どもがめいっぱい楽しめる広場
「子供の広場」には、ジャングルジムや松のすべり台、ターザンロープなどの遊具が豊富です。
小さなお子さんでも乗ることができるブランコもありました。
奥には芝生の広場があり、お弁当を食べるご家族や、バドミントンや鬼ごっこをしている子どもたちの姿も。
万力公園でローラースケートをしよう
万力公園には、無料のローラースケート場が設けられています。
ローラースケート場はコースになっていて、1周は約100m。コンクリートで舗装されているので、安心して楽しめますね。
万力公園のホタルが見られる時期は?狙い目はいつ?
毎年5月下旬から6月上旬にかけて「水辺の広場」を中心とした園内の小川で、 たくさんのホタルを見ることができます。
気象条件によりホタルが飛ばない日もありますが、狙い目は湿度の高い日の20時ごろによく飛ぶそうです。
また、6月7日(金)から9日(日)には、毎年恒例の「万葉うたまつりとホタル鑑賞会」が開催されます。
https://twitter.com/yamanashikanko/status/1120149785757880320
2019年、令和初の「万葉うたまつりとホタル鑑賞会」イベントの様子です。
にぎやかなステージイベントに、屋台の数々。
歌碑のスタンプラリーが開催されていました。
ホタルが観られる場所には手作りの灯篭が。
近隣の子どもたちが描いた絵が巻いてあってホッコリ😊
万力公園の北にある「差出磯大嶽山神社」の、万葉うたまつり記念ご朱印です。
こちらは限定配布。期間は6/16(日)まで、なくなり次第終了なので、お早めにどうぞ♪
まとめ:万力公園は見どころがいっぱい!
山梨市の「万力公園」は、子どもから大人まで一日中めいっぱい楽しめる公園です。
豊かな自然、かわいい動物、万葉のロマンを心ゆくまで満喫してくださいね。