こんにちは。
甲府の街歩きがライフワークの しゃけ(@xiake_tktk)です。
大正6年創業の老舗ワイナリー「サドヤ」の見学ツアーに行ってきました。
フォトジェニックな風景に、歴史を感じる展示の数々。そしてお楽しみの試飲!
ワインが好きな方はもちろん、お酒が飲めない方も120%楽しめるツアーでした。
当記事では「サドヤワイナリー」の概要やアクセス、見学ツアーや試飲などの体験の様子を紹介しています。
それでは、どうぞ♪
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「サドヤワイナリー」って、どんなところ?
山梨県甲府市の「サドヤ」は、日本で初めてワイン専用のぶどうを使ってワインを製造したワイナリー。
創業は大正6年(1917年)で、その歴史は100年以上。
現在は甲府市内の広大な自家農園でブドウを栽培し、風土を生かしたワイン作りをしています。
約700坪の地下ワインセラーでは、樽貯蔵庫・一升びん貯蔵庫、はるか昔に使っていた機械など、さまざまな展示を観ることができます。
サドヤワイナリーの施設情報・駐車場
アクセス
施設名 | サドヤワイナリー |
所在地 | 〒400-0024 山梨県甲府市北口3-3-24 |
電話番号 | 0120-253-108 |
公式サイト | http://www.sadoya.co.jp/winery/ |
定休日 | 火曜・年末年始 |
駐車場 | あり(無料) |
車:中央自動車道 甲府昭和ICより15分
電車:甲府駅北口より徒歩5分
駐車場
サドヤの駐車場は無料です。敷地内の駐車場の様子はこちら。
第2駐車場があるので、満車でも大丈夫です。
第2駐車場からサドヤまでは歩いてすぐ。徒歩1〜2分程度です。
見学ツアー概要
サドヤワイナリー見学ツアーは予約必須。当日の飛び込み参加はできません。
◆料金
1,000円/人(中学生以下無料)
◆時間
平日 | 11:00〜 | 13:30〜 |
土日祝 | 11:00〜 | 13:00~ 14:00~ 15:00~ 16:00~ |
◆定員
15名
◆見学時間
約40分
◆予約方法
サドヤワイナリー公式サイト より3日前までに予約。
ワイナリーは地下にあり、地上より気温が5~10℃く低くなっているため、羽織りものやストールがあると◎。
足もとが暗いので、スニーカーなどの履き慣れた靴がおすすめです。
見学ツアーは空きがあれば当日でも入れる可能性がありますが、土日祝日は予約なしだと厳しいとのこと。
当日思い立って行く場合も事前に、電話(0120-253-108)で確認しておくことをおすすめします。
サドヤワイナリーの見学ツアーを楽しむ
南仏プロヴァンスをイメージした美しい景色。
受付は入口すぐのショップ「ワインブティック」で行います。
見学申込書に必要事項を記入して、ツアー代金1,000円のお支払い。
「ワイナリーツアーカード」が手渡されます。
カードは試飲券も兼ねているので、失くさないように注意。
ワイナリーに大きな荷物は持ち込めないので、小さなボディバッグで行きました。
わたしが参加したのは、9月上旬の平日午後の回。
参加者は5名で、みんなひとりでの参加でした。
赤ワインに使われるぶどうを試食
甲府ではぶどうの収穫が最盛期を迎えていて、タイミングよく実っている様子が観られました。
こちらは、赤ワイン用の品種「カベルネ・ソービニヨン」。
小粒で黒々としています。1粒試食させていただくと…皮がつよくて厚い!
サドヤの自社農園は、ぶどう棚で栽培しているそうです。
地下セラーへ潜入!
三角屋根の可愛い建物が、地下セラーへの入口。
ドアを横から見ると樽の形になっていて、かわいい!
階段を降りた地下は、暗くてひんやり。
白ワインと赤ワインの造り方をおさらい。
「白ワインは果汁だけ、赤ワインは皮ありで作る」と漠然と思っていたのですが、使う機械も貯蔵期間も全く違うことにびっくり。
そして、樽熟成したあとに一升瓶に詰め替えてさらに寝かせるのがサドヤのワインの特徴。
ひと手間加えることによって、さらにまろやかさが増すそうです。
旧地下タンクにやってきました。
昔は地上からこの部屋にブドウを落としていたので、ところどころにシミが残っています。
こちらは、ブドウの果汁を絞る「搾汁機」。
果汁の中に種が混ざらないように、数mmの溝ができています。先人の知恵ですね。
サドヤではブランデーも作っていて、2009年には国際大会で銀賞を受賞しています。
このブランデー蒸留機が、その礎になったのかと思うと胸が熱くなりますね。
続いて、樽熟庫にやってきました。気温は15〜16度で、ちょっと肌寒い感じ。
ワインが入った樽がずらりと並べられていて壮観!
ひと樽につき、222リットルのワインが詰められています。一升びんに換算すると約300本。
そしてこちらが樽の次段階、一升びんで熟成中のワインたち。
う〜ん、すごい数。これがまた詰め替えられて全国に出荷されると思うと、なんとも貴重な光景です。
非売品のヴィンテージワインを見せていただきました。
ホコリをかぶっているのは、温度・湿度がきちんと保たれている証だそう。
1960年代、今から約60年前のワインです。
ワインは1970年の日本万国博覧会がきっかけで食の欧米化が進み、消費量が増えたと言われています。
まだメジャーになる前のワインは、極めてレア!
普段の生活では絶対見られないので、行ってよかったと心から思いました😊
ツアーの締めはワインやぶどうジュースを試飲!
スタート地点のワインブティックに帰ってきました。
ツアーの締めのお楽しみ、ワインの試飲タイムです。
試飲で提供されたワインは「オルロージュ 2017 白」。
焼き鳥(塩)や、和食に合うワインだそうです。
わたしはお酒が飲めないので、ぶどうジュースをいただきました。
香り豊かで濃厚な味わい。
こんな美味しいぶどうジュースは飲んだことない!
ワイナリーツアーのお土産として試飲グラスもいただきました。
特別な樹脂でできているので割れにくく、水を入れるだけでいい感じの雰囲気になるのでお気に入りです😊
受付や試飲でゆっくりさせてもらった「ワインブティック」には数十種のワインがならんでいます。
300円からテイスティングが楽しめたり、お土産によろこばれそうな品物がたくさんありました。
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「サドヤワイナリー」の見学ツアーは、甲府でしか味わえない濃密な時間を過ごせる観光スポット。
ワインがお好きな方も、馴染みのない方も、新たな学びと発見が得られます。
甲府にお越しの際はぜひ一度、足を運んでみてくださいね。